あぎとにはな
めにやどすしずく
いとしわがひこの
けをかすむにおい
なつかしきにおい
布はひめかみ いとはひこ
あかはひほどき はやすひめ
まどかひめかみ とがりびこ
あおはむすびの しずめびこ
針は天をつくように
布は夜のうみのよに
みずのきわみと ひのたるところ
しるしは かがみと なるように
みつたますなたま ししむらの
ふたまき たまとめ やどらせる
針は天をつくように
布は夜のうみのよに
とがりのひこは けもののやいば
たまみこいだき そらかける
かさなるかたり いろといろ
みこにいのりを はこぶよに
針は天をつくように
布は夜のうみのよに
さしこむひこと つつむひめ
つづるしるしは うたのよに
つらなりひびく うたのよに
はじめのひめの うたのよに
みあへもとひめ
おほすには
ひとたびともせば
ひめよりて
あなうれしとぞ
ひめおほす
遥か尊き先つ祖
歩みたる道 来たる道
我が先をゆく愛し子の
果てなき旅路 遠き道
今ここ灯す 篝火が
両の道行照らすよう
朝に夕に宿す火が
善き御魂を繋ぐよう
こねずみはじめ うしからみ
のびとらうふた おしひらき
ざわめくたつに みあきらか
うまきはりさし まだひつじ
さるかみひかり かもすとり
まもりいぬたち からかくい